”子育ては集団の中で”専門家が重要性を指摘

制度の目的の一つは保育施設に通っていない子どもに集団生活の機会を提供することです。
こども家庭庁によると2024年度の未就園児の割合は、3~5歳はおよそ3%なのに対し、0~2歳は50%を超えています。
幼児教育を専門とする筑紫女学園大学の原陽一郎教授は「人間の子育ては集団の中で行うことが基盤」だと話します。

筑紫女学園大学 原陽一郎 教授
「地域の関係が薄くなっていったり兄弟が少なくなったり、同世代だけでなく異世代の人たちと会う機会が失われていっている。これは新しい問題として捉えるべき。進化のプロセスの中で獲得してきた人間の子育てというのは集団の中で行うということが基盤。それをもう一度取り戻していくというのは大事」
志免さくらこども園 福田憲彌 園長
「当たり前に我慢をしたり、取り合いをしたり、集団で学ぶことは多い」

1時間半、たっぷり活動をしたら給食の時間です。ゆうみちゃん、普段は野菜がちょっと苦手ということで…
RKB 武田華奈 リポーター
「どうかな?あ~だめだった…」
しかし、隣で野菜をもりもり食べるお友達が気になっている様子です。

保育教諭 福留千映さん
「お友達上手~!」「お友達がスプーンフォークを持っている姿を見て自分で挑戦してみたり、これまであまり食べなかったものも食べてみようかなという気持ちが少しずつ出てきている。同世代のお友達の存在がすごく大きいと思う」
施設側が直面する”経営の壁”
子供達の成長が見られる一方で施設側には経営の壁という課題もあります。
制度に取り組む施設には子供1人1時間当たり0歳児で1700円1・2歳児で1400円の補助金が国から交付されます。
しかし、こちらの施設の場合、定員30人に対して利用者は現在3人。
増員した職員の人件費や設備費は賄えないのが現状です。

志免さくらこども園 福田憲彌 園長
「(園で)積み立てていたお金がありますのでそちらを使いながらやりたい思いや地域社会のためにというのがあると思う」







