これまでにもあった記者追放と、トランプ大統領の対抗措置
中国に駐在する外国人記者が国外退去を受けることは、過去にもありました。1960年代、中国が大混乱に陥った文化大革命の時、北京駐在の日本の新聞・通信・放送局の記者は、ごく一部を除いて退去が命じられました。「最高指導者(毛沢東)を新聞マンガで侮辱した」といった理由もありました。
近年でも「ウォールストリート・ジャーナル」や「ワシントン・ポスト」などアメリカ有力紙の特派員が締め出しを食らっています。とりわけ機密文書の入手やその試みなどに対し、中国当局は敏感に反応します。
アメリカメディアの記者が次々と国外退去になれば、トランプ大統領も黙ってはいません。自国のメディアと対立することも多いトランプ氏ですが、中国相手となれば話は別です。5月29日、対抗措置として中国の国営通信社「新華社」のアメリカ駐在記者のビザ(査証)を取り消しました。自身の北京訪問からわずか2週間後のことです。







