2023年、福岡での年明けはどんな感じだったのでしょうか。3が日のニュースからお伝えします。

◆太宰府天満宮の初もうでは合格祈願

福岡県太宰府市の太宰府天満宮では、元日の未明から多くの初詣客が訪れ、受験への合格や無病息災を祈願していました。



受験生「受験なので」
父親「志望校に合格できるように、力をくださいとお願いに来ました」
女性「家族みんな健康で元気にいい年であってほしいです」

太宰府天満宮には、正月三が日に192万人の初詣客が訪れたということです。

◆初売りでにぎわうデパート

2日は、県内の多くのデパートで初売りを迎えました。午前9時の開店前に約3000人が列を作った大丸福岡天神店。物価の高騰もあってか、お買い得な食料品や生活用品などが人気を集めていました。

来店客「いいもの(高級肉)が当たりました。いいことがありそうだなと思っています」

 
福岡市に開業して今年で70周年となる大丸は、1カラットのブルーダイヤなど希少な宝石3点が入った7億円の福袋を用意(1個限定)。4日までの販売となっていますが、正午の時点でまだ申し込みはないということです。

◆エミュー殺処分……鳥インフルで

福岡県古賀市にあるエミューの飼育農場で元日から2日にかけ、エミューが相次いで死にました。3日の遺伝子検査の結果、高病原性の疑いがある鳥インフルエンザウイルスが検出されたことから、福岡県は飼育しているエミュー約430羽を殺処分しています。県内の農場での鳥インフルエンザの発生は、12月の糸島市の養鶏場2か所に続き、今シーズン3例目となります。

◆3年ぶりの「玉せせり」 筥崎宮

福岡市の筥崎宮で、約600年前に始まったとされる新春恒例の神事「玉せせり」。豊作を願う陸側と、豊漁を願う浜側に分かれた締め込み姿の男たちが、洗い清められた直径28センチ・重さ8キロほどの木製の玉を競り合いながら、参道を進みました。



見物客「コロナも落ち着いて、こういうお祭りも通常通りに戻ったらいいな」

3年ぶりの開催となった「玉せせり」では、陸側が本殿に玉を奉納。今年の豊作が期待されます。