日本トイレ研究所の研究員「水や食料も大切だけど・・・」

福岡県西方沖地震が発生した3月20日を「市民防災の日」と定めている福岡市。

天神のワンビルでは20日、「災害時のトイレ」をテーマにした講演会が開かれました。

登壇したのは、災害時のトイレ環境などについて研究している日本トイレ研究所の島村允也さんです。

日本トイレ研究所 研究員 島村允也さん
「災害時の備えということで意識されているのが水とか食料だと思います。水食料もちろん大切です。ただ、トイレは3時間、6時間が我慢できないということでどっちが早い対応が必要か」

能登半島地震で露呈した”トイレ問題”

災害時のトイレの問題が浮き彫りとなったのが2024年1月の能登半島地震です。

最大で13万7000戸が断水し、トイレが使えない状態となりました。

日本トイレ研究所が石川県能登町で行った調査によると、避難生活の初期において困ったことの1位がトイレでした。(2位:眠れる環境3位:食事)

また、トイレが原因で水分摂取を控えた人が6割ほどいて、それが原因で体調を崩した人も全体の3割にのぼりました。

日本トイレ研究所 研究員 島村允也さん
「トイレに行く回数を減らすために水を控える行動を取ってしまう。そうなると最悪の場合エコノミークラス症候群で命を亡なくしてしまう」