◆会議後の「議事録」も出さず

大任町が主導して建設を進めている組合のごみ処理施設について、これまで市町村の議員らから「不透明だ」という声が相次いでいました。ごみ処理事業についてRKBが「情報公開は十分か」と尋ねたところ、田川市郡8市町村のトップは、全く同じ文面で回答を送ってきました。

「次回の組合議会にお越しいただき、傍聴いただくことは可能でございます」

しかし、その約束は守られませんでした。さらに、会議の議事録を見ることができるか組合に尋ねたところ「文書は出さない」と拒否されました。

市民オンブズマン福岡 児嶋研二代表幹事「やはり議会を公開しない、傍聴もできないっていうのは、全く許せない暴挙だと思います。国からも県からも補助金が出るわけですから、ある意味私たち市民全員からの補助金が出ているわけですから、これは全国民に対して公開されなきゃいけない」


結局、会議室前の廊下まで入ることができましたが、傍聴は認められませんでした。


◆組合の議員も「ちょっと変だ」


22日の組合議会では、ごみ処理施設の建て替えに備えた土地に運動施設をつくる方針が示されました。しかし、組合の議員が必要な費用について質問したところ、永原組合長は「大任町議会で議決している」として回答しませんでした。


質問した組合の議員 柿田孝子田川市議「ほかの議会でもちゃんと説明しているからと言われたんですけど、ちょっと私も変だったかと思う」