福岡県大任町は公共工事の入札結果を公表せず、国から「法律違反だ」として改善を求められています。その大任町に、田川市と田川郡の8つの自治体が共同でごみ処理施設の建設を進めています。この施設をめぐっても情報公開の姿勢が厳しく問われています。
◆質問に答えない永原譲二・大任町長

RKB今林隆史「これから始まる組合議会を前に、関係者が続々と集まっていますが、なぜか傍聴は許可されていません」
田川地区の8つの市町村が共同で、ごみ処理施設の建設事業などを行っている田川郡東部環境衛生施設組合。組合長は、大任町の永原譲二町長です。

RKB今林隆史「おはようございます。きょうはどうして傍聴できないんですかね。永原町長、なんできょう傍聴できないんですかね」
◆傍聴不可「後ろめたいことがあるから」?

永原町長はアルコール消毒をせずに入っていきましたが、組合の議会は「新型コロナの感染拡大防止」を理由に傍聴を認めませんでした。福岡県がコロナ対策として行動制限を求めていない中での、傍聴拒否。永原組合長が町長を務める大任町議会の委員会も、感染対策を理由に傍聴を拒否しています。
市民オンブズマンが、コロナ対策が強化されていた2020年に調査したところ、議会を傍聴できない自治体はあったものの、モニターやインターネット中継で見ることができるようにしていたところがほとんどだったということです。
市民オンブズマン福岡 児嶋研二代表幹事「今どき、議会の傍聴を禁止している議会なんて聞いたことがありません。傍聴ができないということは、やはりこれは何か後ろめたいことがあるから隠そうとしているとしか考えられないと思います」







