大麻で検挙 30歳未満が8割

警察庁によりますと、大麻で検挙された人は2年連続で6000人を超えました。

このうち30歳未満が8割を占めています。

抵抗感の低さなどから「ゲートウェイドラッグ」

薬物の入り口とも呼ばれる大麻。

使用者がより依存性の強い薬物に手を出していくケースが後を絶ちません。

4年間違法薬物を使った代償

石田さんもその一人でした。

石田さん(仮名)20歳
「大麻で過ごしてたけど、物足りなくなる、なんか違うのを1回してみたいなという感覚からそれにいきました」


およそ4年間違法薬物を使っていた石田さん。

手を出してしまった辛さをこう語ります。

石田さん(仮名)20歳
「信用を失ったことじゃないですか。信用は結構大きいと思っています。やっぱり、違法薬物を使わないと言っても使っていたので、親にも何回も言われているんですけど、もう信用は本当にないと思うんですよ。生活から変えるじゃないけど、今はもう信じてもらうためにもやることをやるしかないなと」

石田さんは今、福岡県警少年サポートセンターの支援を受けて薬物を完全に断ちきりました。

薬物に手を出したことで多くのものを失いましたが、今は、一日、一日を大切に生きています。

Q薬物始める前の15歳くらいの自分に戻れるとしたらなんて声かけたいですか?

石田さん(仮名)20歳
「止めたいですね、多分止めると思います。時間がもったいないって言いたいですね、うまく使えたんかなとか思うし、それを伝えたいです」