「学校業務に関わる全ては、自発的行為である。だから残業ではない」
「時間外でした生徒の相談や、時間外でしたいろんなこと、学校業務に関わる全ては、自発的行為である。だから残業ではない」安徳さんは何年間も、過密労働であったという客観的な成果物や証拠を出せと言われ続けた。
しかし、生徒と向き合って「先生、ここが分からない」「こうするんだよ」という会話をしている時間を、どうやって成果物で表せばいいのか。
安徳晴美さん
「命を削ってした時間外労働は全てが、時間としてですね、認定されなかったという辛い経験があります」
結局、公務災害申請をし、苦労を重ねた上で、やっとのことで公務災害として認定された。
しかし、夫の健康が戻るわけではなかった。
辛い気持ちは今でも変わらない。







