アサヒグループホールディングスがサイバー攻撃を受け、システム障害が発生してから8日が経ちました。

通常の出荷が行われない中、福岡市内の飲食店や酒店にも、その影響が広がっています。

ビールの在庫は1~2日分に

RKB 本田奈也花アナウンサー
「この前はこちらに瓶ビールがありましたよね?」

溝口酒店 木付雅之店長
「はい。もう店頭から全部引っ込めました。基本的には飲食店用に用意して」

RKB 本田奈也花アナウンサー
「今、在庫はどのくらいですか?」

溝口酒店 木付雅之店長
「もう入ってきていないので、在庫はあと1日、2日分ぐらいしかないですね」

福岡市西区の酒店です。10月1日に訪れた時には、店頭に瓶ビールなども並んでいましたが、今では空になっていました。

酒店にビールが入荷していないワケ、それは、サイバー攻撃によるアサヒグループのシステム障害です。9月29日の発生から1週間以上経ちますが、復旧のめどは未だに立っていません。

そんな中、アサヒビールは操業を停止していたビール工場・全6工場での生産を2日から再開。手作業での受注を進め、主力商品である「アサヒスーパードライ」の缶や樽などの部分的な出荷を始めているということですが・・・

まだ通常通りには出荷できておらず、卸でも品薄になっているのが現状です。

溝口酒店 木付雅之店長
「出荷生産が再開されたという報告があったんですが、あまり当てにしないようにと。本来なら問屋さんには毎日トラックが入ってきていた。週に1台か2台程度、全て今までコンピュータやったのが手作業で出荷されてるみたいなので、どれぐらい入ってくるかも問屋さんもわからないという状態です」