再鑑定で異なる結果 捜査への影響

佐賀県警が、男性職員が担当した632件のうち試料が保存されていた124件について再鑑定を行ったところ、
8件について、男性職員が鑑定した結果と異なっていたことが分かった。

しかし佐賀県警は「影響はない」と言い切り、再発防止策として、今後上司によるチェック体制を強化するなどと述べた。

佐賀県警
「鑑定以外の捜査で裏付けがなされ、被疑者が検挙され事件が解決している。
 当時の時点で正しい鑑定結果が分かっていても、
 事件関係者の個人の特定には至らなかったと判断した。
 全体的に不適切な行為はあるが、
 鑑定結果自体に影響しない範囲で行われた行為であり、
 事件捜査への影響も認められなかったため
 公判への影響も認められなかったと判断した」

また検察庁も佐賀県警の調査内容を確認した上で、
「事件の容疑者の起訴や裁判への影響はなかった」とした。