なぜ不正を?「自分の仕事ぶりをよく見せるため」
不正が発覚したのは去年10月。
上司が決裁した際に鑑定開始日が違うことに気づいた。

佐賀県警が男性職員が担当した鑑定をさかのぼって調査し、ねつ造や改ざんなどが明らかになった。
男性職員はなぜ不正を行ったのか。
取り調べに対し不正を認め、次のように話しているという。
男性職員(県警の取り調べに対し)
「鑑定をせず鑑定をしたように見せかけ書類を作成して決裁にあげれば
早く取り扱いが終わると考えた」
「短期間で鑑定を終わらせたと思われれば自分の仕事ぶりをよく見せることができ
自分の評価を上げることができるし、
『鑑定が遅い』などと指摘されることもなくなると考えた」
「失敗や悪い成果が発覚し、上司から指摘されるのを避けるため」
「数値改ざんで上司の決裁を得やすくするため」
「鑑定後、残余試料を紛失したため、新品のガーゼ片などを残余試料とした」
「周囲に多大な迷惑をかけて申し訳ない」