9月に入っても暑い日が続いていますが、長引く暑さで体力が低下しているこの時期、熱中症には警戒が必要です。

なかでも注意が必要なのが高齢者。

家族で見守りながら熱中症を防ぐアイテムが続々と登場しています。

高齢になると暑さを感じにくい

まずは、高齢の家族がいる人に暑い時期の過ごし方について聞きました。

祖母が80代「ときどき窓あけて外の空気だけで過ごそうとしていることがある。暑いです」

夫が70代「主人が(熱中症に)なった。部屋の中でベッドで寝てただけなんですけど、帰って来たら真っ青になって・・・。クーラーをかけてなかった。あんまりつけたがらない」

両親と別居の夫婦「暑いとか寒いとかいう感覚が鈍っているようで、夏の直前までダウンを着ていたり父はするんですよね・・・」

両親と別居の夫婦「この1~2年は異常な暑さで長く続いているんで。ほぼ毎日のように生存確認はしてますね」

街で話を聞くと、高齢になると暑さに対する反応が鈍くなってくるという声が多く聞かれました。

これには理由があるのでしょうか。

北九州市立八幡病院 伊藤重彦 名誉院長「加齢によって皮膚のセンサーの機能が落ちてしまうためにまず暑さを感じない、感じにくいということになる。熱中症に注意しなくちゃという気持ちにうつりにくい。気づいたときには意識がなくなっている」