◇9月2日(火)福岡ソフトバンクホークス(パ1位)vsオリックス・バファローズ(パ3位)/みずほPayPayドーム福岡
優勝マジック点灯目前で2連敗と足踏みが続く首位のソフトバンクは、29イニング連続無失点中のモイネロが先発マウンドに立つ。
ところが1回表、オリックス1番・廣岡に先頭打者ホームランを打たれ、1点を先制される。モイネロは30イニングぶりに失点する。
モイネロは2回以降も毎回ランナーを背負う苦しい投球となるが、要所を締めて追加点は許さない。6回を1失点にまとめ、先発の役目を果たす。
一方、オリックス先発・宮城の前に抑え込まれていた打線は、1点を追う7回ウラ、この回先頭の6番・栗原が2ベースヒットを放つ。1アウト3塁とチャンスを広げ、プロ18年目・代打の中村晃が同点タイムリー、塁上では渾身のガッツポーズを見せる。
さらに、8回ウラには、オリックス2人目・ペルドモから2アウト3塁のチャンスを作る。ここで打席には今季初クリーンアップの一角「5番」を任された16年目の今宮がキッチリ仕事を果たす。レフト前へ勝ち越しタイムリーを放ち、今宮も塁上でガッツポーズを見せる。
9回表は、リーグトップの56試合に登板する杉山が2アウト1、3塁と一打同点のピンチを背負う。オリックス3番・西野は初球を振りぬき、右中間へヒット性の当たりを放つが…これに快速飛ばしてダイビングキャッチを見せたのがセンターを守っていた周東。鷹の選手会長がベンチを、ファンを、球場全体を沸かせるビッグプレーでチームを勝利に導いた。
逆転勝ちのソフトバンクは、連敗を2で止めた。
【試合結果 ソフトバンク2-1オリックス】
●中村晃選手コメント
Qどんな狙いを持って打席に
「大チャンスだったので何とか食らいついて、狙いとかあまり決めずにバットに当てれば何かが起こるかと思って、そんな気持ちで打席に行きました」
Q変化球を逆方向に
「あの場面で1点を取れたというのが一番最高の結果になったと思うので良かったと思います(球場拍手)」
Q周東選手のプレーについて
「すごいっすね、誰も真似できないプレーだったと思います。本当にすごかった(球場拍手)」
●今宮健太選手コメント
Qどんな思いで打席に
「めちゃくちゃ緊張してたんですけど、ファンの皆さんの歓声がやっぱり力になったので、その結果打てることができました。ありがとうございます(球場拍手)」
Q明日以降に向けてファンへメッセージ
「最終的に1点取って勝てばいいと思っているので、選手全員とここにいるファンの皆さんと共に、喜びを分かち合えるように残り全力で頑張っていきます。応援よろしくお願いします」
(ヒーローインタビューより一部抜粋)