海の中道大橋で幼い3人のきょうだいが犠牲になった飲酒運転事故から8月25日で19年が経ちました。
28日、亡くなった3人の母親が沿道に立ち飲酒運転撲滅を訴えました。

28日午前、福岡市中央区で行われた講演会には、海の中道大橋で飲酒運転の車に追突され幼い3人のきょうだいを奪われた母親の大上かおりさんなどおよそ60人が参加しました。

会場では、北海道の高校の元校長で飲酒運転により教え子を失った小田島数幸さんが「アルコールを飲んでハンドルを握ろうとしている人がいたら止めてほしい」と呼びかけました。

その後、参加者は、黄色の旗にそれぞれの思いを書き込んで沿道に立ち、ドライバーに飲酒運転の撲滅を訴えました。

大上かおりさん「悲しい思いをひめている人たちが発信してそこからその周りにいる人たちにまずその思いが伝わること、どんどんその輪が広がっていくと飲酒運転をなくす力がみんなで一丸となればできるんじゃないかな」
一方、福岡県内の飲酒運転の検挙件数は7月末時点で1706件と去年の同じ時期と比べて822件増えています。