ペットの供出を呼びかける当時の回覧板

資料館にはペットの供出を呼びかける当時の回覧板なども展示されています。
物資が不足していた戦時中。
国のために使われたのは毛や皮だけではありませんでした。
兵士・庶民の戦争資料館 武富慈海 館長
「毛皮をはぐ目的ですが、書籍によると、残った内蔵とかも食用として食べていたのではないか、という話もあります。何でも戦争のために最優先して家庭のペットとか取り上げてもよかろうという考えしかなかった」
戦争から戻ったら愛犬がいなかった「父はさみしい思いをした」

武富さんの父・登巳男さんも愛犬との残酷な別れを経験していました。

兵士・庶民の戦争資料館 武富慈海 館長
「(戦争から戻って)実家に帰ったとき愛犬がいなかった。祖父に聞いたら曖昧な返事で『どっかに行ってしまったぞ』という返事で。父はその時は知らなかったけど、イヌの毛皮の話を知った時には『殺されたんやなかろうか、毛皮供出をされたんやなかろうか』と。分かった時はさみしい思いをしたと思いますよ」







