10年にわたる継続的な性的虐待と監護責任の悪用

判決によると北九州市内に住む50代の父親は2021年10月8日ごろから同月18日ごろまでの間、養子である長女(当時19歳)が抵抗できない状態に陥っていること乗じて性的暴行を加えた。

また、2023年3月23日午後6時ごろから翌24日午前3時ごろまでの間、実子である次女(当時14歳)の胸や下半身を直接触り、唇にキスをするなどのわいせつ行為を行った。

50代の父親は長女に対し、遅くとも10歳の頃から継続的に性的虐待と暴力による虐待を行っていた。

その結果、長女は抵抗できない状態に陥り、父親のなすがままにされる関係性が構築されていた。

性的暴行の頻度は時期によって週に3~4回にも及び、1度妊娠・中絶を経験させていたにもかかわらず、性的虐待は継続されていた。