博多祇園山笠は15日の追い山笠がだんだん迫ってきました。参加する人たちはそれぞれに熱い思いを持っているのですが、栄えある一番山笠で重責を担う親子をご紹介します。

山笠と共に育ってきた

威勢良く博多の街に響く男たちの声。

今年の一番山笠・東流の流舁きです。

キビキビした動きで目を引く赤い手拭いを巻いた若者達は赤手拭(あかてのごい)と呼ばれ舁き山笠を動かす際の中心的な役割を果たします。

若手にとっては名誉であり重い責任もあります。

梅津碩了さん
「きついっすね、でももっとやらないかんす」

今年赤手拭となった梅津碩了さん(18)は九州産業大学の1年生です。

子どもの頃から町の人たちに支えられて育ったため、今は消防士として地元に貢献したいと考えています。

梅津碩了さん
「山笠だったりどんたくだったり出るうえで、先輩たちから面倒見てもらって、結局その恩をどう返そうかとなった時に福岡で働いて福岡のために博多のために働くことが一番の恩返しになるんじゃないかな」