端正なマスクですぐさま人気者に

育成6位で入団したルーキーは身長187センチ、体重88キロと恵まれた体格に加え、端正なマスクですぐさま人気者に。

試合後の筑後でも…多くのファンに囲まれ、サインや写真撮影に応じるさまは、まさに川口フィーバーだ。
そんな川口投手は決して順風満帆な野球人生を送ってきたわけではない。大学卒業後、介護の仕事をしながら野球を続けていたが、プロ野球12球団でのプレーを目指し、独立リーグに挑戦。そして去年、その活躍が目に止まり、ソフトバンクから育成ドラフト6位で指名を受けた。

●川口冬弥選手
「ラストチャンスだと思って、独立リーグで1年間勝負して、もしNPBにいけなかったら野球をやめる覚悟だったので、初めてのプロの環境で、わからないことも多かったんですけど、先輩方に助けていただきながら、楽しくやれています」
6月21日の阪神戦では、リリーフとして、プロ初の1軍マウンドに上がった川口投手は、150キロを超えるストレートと鋭く落ちるフォークを武器に、1イニングを無失点に抑え、上々のスタートを切った。