日本製鉄は5月30日、北九州市の九州製鉄所八幡地区で新たに大型電炉1基を新設すると明らかにしました。
二酸化炭素の排出を抑え、脱炭素化に向けた取り組みを進める方針です。

新たに電炉が新設されるのは、日本製鉄の九州製鉄所八幡地区です。
電炉は、電気エネルギーで鉄スクラップを溶かして鉄を作るもので、現在稼働している高炉と比べて二酸化炭素の排出量を大幅に減少できます。
脱炭素化に向けた取り組みの一つで投資額は6302億円、生産能力は年間約200万トンになるということです。

北九州市・武内和久 市長
「鉄都・北九州市が新たなステージに進んでいく、まさに号砲になるのではないかということで大変期待をしております」
生産は2029年10月以降となる予定で、電炉の新設に伴い、現在稼働している高炉は2030年9月末を目処に休止する予定です。







