福岡市博多区、博多座のすぐそば。
この地で昭和、平成、令和と40年にわたり営業を続けてきた喫茶店「珈琲のシャポー土居町本店」が、5月18日、入居するビルの建て替えに伴い、その歴史に幕を下ろしました。
「時を経ても変わらない場所」

赤いテントと帽子のロゴマーク。
それは、地域の人々にとって「あって当たり前」の日常風景。

クラシカルな店内では、サラリーマンが商談をし、ご近所の人が笑い合い、博多座帰りの観劇客が一息ついていく。
「時を経ても、変わらない場所でありたい」という思いで設計されたこの場所は、街の喧騒の中にありながら、どこか時間の流れがゆるやかに感じられる空間でした。