橋口さんが訴え続けた「乳がん検診の大切さ」

姉・橋口麻美子さん
「自分を第一に考えてって言ってしまったこともあったんですけど自分の思いを諦めても生きていて欲しかったっていうような。私は5千何票いただいて出来ている仕事だから、そのお仕事が自分の体調うんぬんで決められる事ではないって本人から言われて、それ以上は何も言えなかったというか」

3月29日、橋口さんは福岡市の自宅で息をひきとりました。

姉・橋口麻美子さん
「ちょうど桜の満開の日に、旅立っていったんですけど、本当に桜の様に短い期間でわーっと咲き誇って、周りの人たちを楽しませて印象に残るけど、さっと散っていってしまう、なんか桜に妹の生き方を重ねてしまうなっていう感じ。ちょうど満開の日だったというのもあるんですけど」

橋口さんが議会で訴え続けてきた乳がん検診の普及。

国は60%以上の受診率を目指していますが、福岡県では44.7%と全国で34番目の水準にとどまっています。

早期に発見・治療すれば完治するケースが多いことから、国は40歳以上の女性に対して2年に1回の乳がん検診を推奨しています。