連敗で3連戦の最終戦 母国へ初勝利を届けられるか

2連敗で迎えた第3戦。

チームの初勝利をかけて先発したカンボジア出身のネトラは、変化球をうまく使いながら5回を3失点にまとめます。

その後は互いに点を取り合う展開ながら、8回を終わって6対7、1点差で9回へ。

しかし、9回表の守備でランナー2塁のピンチを迎えます。相手にセンターへのヒットを打たれますが、ホームを狙った2塁ランナーを見事なバックホームでアウト。この回を無失点で切り抜けます。

9回ウラ、先頭は先ほど好返球の矢崎、いきなりのスリーベースで同点のチャンスをつくります。

続く吉村望がレフト線へタイムリー2ベースを放ち同点。なおもランナー2塁でサヨナラ勝ちのチャンス。

去年から主軸としてチームを牽引してきたアサンカが1塁線を破るサヨナラタイムリー。

1年越しの初勝利に、それぞれの思いが溢れます。

香月良仁監督
「ナイスゲーム!勝ったのはもちろん嬉しいけど・・・まだね、まだ戦い続くし、まず1勝、OK?またね、戦うぞ。OK?ナイスゲーム!」

インドネシア出身・リズキー選手
「おれは手伝えなかったけど、でも君たちは本当にすごいよ。全然諦めなかった。Good game,guys!」

スリランカ出身・アサンカ選手
「I’m very good feel,my heart very good」

ようやく手にした「1勝」

苦難の時を超えて歩みを進めたドリームズの旅路は始まったばかりです。