平成筑豊鉄道の観光列車「ことこと列車」が、新型コロナの影響で運休が相次ぎ苦境に立たされています。そんな中、立ち上がったのが列車をこよなく愛する鉄道ファンたちです。列車を貸し切り、魅力をPRしました。

◆乗車率は4割まで落ち込む

「平筑とゆかいな仲間達貸し切り列車、出発進行!」

16日、平成筑豊鉄道の直方駅に集まった人たち。カメラを構え、熱心に列車を撮影しています。


参加者「平成筑豊鉄道を応援する仲間の集まり」

平成筑豊鉄道が運行する観光列車「ことこと列車」は、時速30キロ前後のゆっくりとした速度で、直方駅から行橋駅まで景色を眺めながら食事を楽しむことができます。


2019年の3月に運行を始めましたが、1年も経たないうちに新型コロナの影響で運休を繰り返すようになり、乗車率は以前の4割ほどまで落ち込みました。

◆鉄道ファン立ち上がる

そこで立ち上がったのが、ことこと列車をこよなく愛する鉄道ファンです。大勢を乗せて走る列車を復活させたいという思いから、約40人が集まりました。


参加者「撮り鉄です。でも乗るのも好きなので乗り鉄。幸せです」「赤字解消のために、お酒も飲まないと」


ファン達は、地元の食材を使った料理や車窓から見える田園風景に、カメラを向けシャッターを切っていきます。