「銀釜」車体に特徴 その理由は・・・

銀釜には、ほかの機関車にはあまり見られない特徴があります。

JR貨物 九州支社 辛嶋隆昭さん
「コルゲートというものを巻き付けて車体の強度を増すようにしています。あとこの機関車の特徴がこのジャンパー線と言うんですけど、関門トンネルを上るために、機関車を2両つないであがっていましたので、この機関車同士をつないで前の機関車と後ろの機関車を同じように動くようにするための電気の引き通し線ですね」

車体がステンレス製なのには理由があります。

海底を通る関門トンネルには、海水を含む水がしみ出すため錆に強いステンレスが採用されたのです。

JR貨物 九州支社 辛嶋隆昭さん
「常に塩を含んだ海水がトンネルの天井から垂れてくるわけですね、そうすると車体に海水がかかるので、どうしても車体が傷んでしまう。それを防ぐために300番台というのはステンレスの外板を使用した機関車になります」