◆“開かずの間”は秘密の交流サロンだった

3号車には新たにギャラリーショップが置かれました。有田焼や肥前のビードロなどの九州の工芸品を展示され、懐中時計などのオリジナルグッズの販売も行われます。さらに、この車両にはベールに包まれた場所があります。

RKB永牟田龍太「私の右手にはバーがあるんですが、実際に乗車したお客様だけが見られる部屋なんだそうです」
乗務員「乗ったときにしか体験できない、見られない場所を作りたいなと。ここだけは非公開です。ゆっくりと趣味しこうの合う方たちが話す場所として過ごしていただきたい」
一方、客室は14室から10室に減りました。乗客数も最大30人から20人になり「きめ細やかでより上質なサービス」が提供されることになっています。JR九州は、生まれ変わった「ななつ星」を今月15日から運行し、新たなコースとして雲仙や霧島をめぐります。
デザインした水戸岡鋭治さんは「最高の空間と舞台を作りたいと希望があった。乗客同士の豊かなコミュニケーションとサービスがしやすい空間が作れたのではないか」と話しています。
◆価格は大幅“値上げ”3泊4日で115万円~

3泊4日のコースで2人で1室を利用する場合、1人あたりの金額はスイートが115万円からで最高級のデラックススイートは170万円です。これまでよりも5割から6割ほど高くなったものの、JR九州が直接、販売した分は来年3月まで売り切れているそうです。







