「安心して暮らしたい」を叶えられるか

福岡市中央区の認知症フレンドリーセンターです。
認知症に関する情報を発信し、社会福祉士などの資格を持つスタッフが当事者や家族からの相談にも応じる施設で、認知症になっても安心して暮らせることを目指しています。

福岡市 認知症フレンドリーセンター 党 一浩 センター長「脳の検査を受けるということに対してかなりの強い抵抗感があると思いますし、その背景として認知症に対するネガティブなイメージ、「なりたくない」「なったら終わり」ということがあると思うので、そこをなんとか変えていく必要があるんじゃないかなと思います」
センター長も「簡単な3つの質問」によるスクリーニング法を取り入れていきたいと話しています。
福岡市 認知症フレンドリーセンター 党 一浩 センター長「早期発見することで適切な治療にもつながっていくと思いますので、次のステップというか、一歩を踏み出す、後押しできるようなものになるんじゃないかなと思っています。」

厚生労働省の研究班によると、認知症の高齢者は、来年471万6000人となり、団塊ジュニアの世代が65歳以上になる2040年には584万2000人にのぼると推計しています。
これは、高齢者のおよそ15%。
6.7人に1人が認知症という試算です。
早期発見につながる新たな方法が社会の希望につながることが期待されます。