福岡市長選挙で初めて採用

「折り目がつけにくい」という特性を、逆に「開きやすい」という発想に転換して開発されたユポの投票用紙。

実はこの投票用紙を全国で初めて採用したのは、1986年に実施された福岡市長選挙でした。

折り曲げられた投票用紙が投票箱の中で自然に開くため、「紙を開く」という職員の作業がなくなり、効率よく仕分けができるようになりました。

福岡市選挙管理委員会・事務局 廣瀬隆 選挙課長
「こちらが実際の投票に使う投票用紙と同じ素材でできている模擬投票用紙になります。特殊な素材で折り曲げても開きますし、破れないようにできています。」

RKB 三浦良介記者
「こうやって四つ折りにして、投票しても・・・あっ、すぐ開きますね。」

福岡市選挙管理委員会・事務局 廣瀬隆 選挙課長
「開票した段階ですでに紙が開いていますので、紙を開く作業がなくなり効率的になったと考えています。」

また、表面に目に見えない細かい凹凸を施し鉛筆の芯がしっとりと吸い付くような独特の書き心地にもこだわりました。

さらに、表と裏で摩擦係数を変えたことで、計数機での読み取りもスムーズになりました。