重くのしかかる設備更新・修繕費

赤字額を押し上げる要因となっているのが、鉄道の運行に欠かせない設備の更新や修繕にかかる費用です。

岩本大志記者「平成筑豊鉄道が走る嘉麻川橋りょうです。こちらはきれいに整備されていますが、もう片方は老朽化が進んでいます」

橋りょうは、塗装のはがれが目立ちます。さらに深刻なのが、線路を支える枕木です。

平成筑豊鉄道の担当者「くぎの部分。こういうのがきいていない。木とレールをとめるくぎなんですけど腐ってきいていないという状態が非常によろしくない」

現時点で安全運行に支障はないものの、将来的に交換が必要な枕木はおよそ3万本で全体の3割近くにのぼります。