切断して半年ひとりで歩けるように

両親が心配する中、拓海くんは懸命にリハビリを続け、わずか5月後で1人で立てるように。

その1か月後には、自分の力で歩けるようになりました。

拓海くんの母 城憲子さん(41)「最初は私と夫の間を本当に3、4歩初めて歩いて『うわー』ってやっぱり感動じゃないですけど嬉しかったです」

スポーツ用義足との出会い

拓海くんが初めてスポーツ用の義足に出会ったのは4歳の時。

義足を付けた人たちが集まるスポーツイベントに参加した時でした。

バランスを取るのが難しいスポーツ用の義足ですが、拓海くんはすぐに歩き出し、ジャンプすることができたといいます。

それ以来、色々なスポーツを楽しむようになった拓海くん。

今では2か月に一度開かれるこのイベントを心待ちにしているそうです。

拓海くんの父 城義仁さん(40)「もう『次はいつ?次はいつ』って言って楽しみにしていますね。うれしいですよ、やっぱり。たぶん彼の中では安心できる空間っていうか、仲間もいる」

夢は、パラリンピック出場

運動するのが大好き、という拓海くんの目下の目標は。

城拓海くん(9)「運動会のかけっこで一番になることです」

そして、「将来はパラリンピックに出場する」という大きな夢を抱いています。