8月7日に北九州市若松区で発生した火災で、燃えている住宅に留まっていた高齢夫婦の救助に協力した31歳の介護士の女性に感謝状が贈られました。

「家の人が無事か気になった」という女性は、燃えている家の玄関扉を叩いても反応がなかったため、とっさの判断で扉を開け、飼っているネコを探す高齢夫婦を発見したということです。

「恐怖よりも家の人が無事かどうかが…」自宅近くで住宅3棟が燃える火災

8月7日深夜、北九州市若松区で住宅3棟が全焼する火災が発生しました。

近所に住む介護士・松村亜美さん(31)は、帰宅する途中にこの火災を目撃。

「恐怖よりも家の人が無事かどうかが気になった」ため無我夢中で2階部分が燃えている家の玄関扉を叩きましたが、家の中からの反応は、ありませんでした。

”とっさの判断”玄関扉を開ける→燃えている家でネコを探す高齢夫婦が…

とっさの判断で扉を開けた松村さんは、70代の夫婦が、逃げることなく家の中に留まっているのを発見しました。

夫婦は、燃えている自宅の中で飼っているネコを探していたということです。

松村さんは、「火事だから出てください」と夫婦に声をかけ続けましたが、夫婦は、なかなか出てきませんでした。