多くの本が並ぶ図書館。私たちが普段みているのは、ほんの一部にすぎません。
福岡市早良区にある福岡市総合図書館で「バックヤードツアー」が開催されました。オープンスペースより広い、という「図書館の裏側」を歩きました。
人気イベント 参加は抽選で

「ようこそ福岡市総合図書館へ」8月1日、福岡市総合図書館で行われたバックヤードツアー。
10年以上前から行われている人気イベントで、今年は467人が応募して抽選で選ばれた39人が参加しました。
案内してくれたのは、福岡市総合図書館・広報統計専門員の森田幸加子さん。

この図書館にはおよそ130万冊の本のほか、古い映画やニュース映像、古文書など様々な資料が収蔵されています。
まず参加者が訪れたのは、本の修復などを行う整理室です。

破れたり落書きされたりした本をボランティアが一つ一つ手作業で直していく様子を参加者は興味深そうに見守っていました。
福岡市総合図書館 森田幸加子 広報統計専門員「この本じゃないと困る、という本、もう売ってない本もたくさんありますから、自分のものではなくて皆のために買った本だというのをちょっと覚えておいていただけたらなと思います」
図書館で一番寒い部屋は5℃
こちらはフィルム収蔵庫。参加者から思わず「寒い!」と声がもれました。

古い映画や映画館で上映されていた戦時中のニュース映像など3000本以上のフィルムが保管されてます。

フィルムは急激な温度や湿度の変化で傷んでしまうため収蔵庫の室温は5度。
10度の部屋、15度の部屋を経由して、常温に戻してから取り出すことにしています。