エアコン節電術風量は「自動」風向きは「水平」温度を下げずに風量を上げる

エアコンを効果的に使うための節電術をまとめました。

エアコンで最も電力を消費するのは圧縮機。圧縮機になるべく負荷をかけないようにするためには
(1)風量は「自動」
(2)風向きは「水平」
(3)暑さを感じたら温度を下げる前に風量を強くする

エアコン掃除も効果的 3年ぶりのほこり除去で約50%の節電ケースも

さらにエアコンを掃除することもしっかり節電につながります。

ダイキン広報 重政周之さん「エアコンの節電の中で効果が大きいのは空気の通り道をしっかり確保してあげることです。エアコンをずっと使っているとフィルターにほこりがたまる。このほこりを定期的にしっかり取ってあげないと涼しくなるまで時間がかかり圧縮機に負担がかかり続けてしまう」

フィルターの汚れを掃除するだけでも節電につながります。

ダイキンによりますとたまりにたまった3年分のほこりを掃除したところ、およそ50%の節電になったという調査結果も出ています。

しかし、困ったことにフィルターの奥には自分では掃除できない汚れが隠れています。エアコンクリーニングの専門家に隠れている奥の汚れを見せてもいました。

しばらくクリーニングしていないというエアコン。内部にはかなりの汚れがたまっていそうです。取り外したエアコンのふたを開けてみると・・・フィルターには茶色い汚れがいっぱい。ふちにもカビのようなものがびっしりとこびりついています。分解をしてカバーを外すとエアコン心臓部が見えてきました。

空気を冷やす熱交換器のひだにたまっているのは、ほこりとカビ。その下にある水を受けるドレンパンには黒いカビまじりのサビがいっぱいです。

この汚れやカビをひとつひとつ、手洗いでクリーニングしていくと・・・2年分の汚れをまとった部品がまるで新品同様の輝きに。

特に汚れがひどかった熱交換器や送風ファン、ドレンパンの大量のカビとサビもキレイになりました。

エアコンアシスト福岡 槌谷建さん「3年に1回くらいはクリーニングしないと取れない汚れが残ってしまいます」

フィルターも月に1回くらいは洗った方がいいそうです。

エアコンの使い方、あらためておさらいです。

寝る時のおすすめは「つけっぱなし運転」節電のためには風量は「自動」風向きは「水平」暑さを感じたらまず「風量を強く」する。

ダイキンは「調査結果はあくまでもひとつの目安です。住環境や気温などによって結果は変わります」としています。

熱中症予防のためにもエアコンを効果的に使っていきましょう。