SNSで有名投資家や著名人になりすましたり、恋愛感情を抱かせたりしたうえで金銭をだまし取る「SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺」が急増しています。
福岡県内だけでみても、今年6月までの半年間の被害総額は35億円に達しました。
ニセ電話詐欺に比べ、より若い層にまで被害が広がっています。
警察の被害分析からは、接触手段やツールに、従来の詐欺とは異なる特徴が見えてきました。
1億円以上だまし取られたケースも

福岡県警が24日に発表した最新のデータによると、今年1月から6月までの間に「SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺」の被害認知件数は326件に上り、被害総額は約35億円に達しています。
一方、”オレオレ詐欺”に代表されるような、電話での会話が入口になる「ニセ電話詐欺」は305件。被害総額は、およそ5億円でした。
「SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺」の被害額が、突出して多いことが分かります。
「SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺」とは
SNSで有名投資家や著名人になりすましたり、恋愛感情を抱かせたりしたうえで連絡を取り、投資名目などで金銭をだまし取る詐欺です。