幅広い世代の人がタクシー運転手に関心

シニア世代も含めて幅広い年齢の人が安心して働けることをPRしようと、あえて60代のドライバーを講師役に起用したのですが、意見交換会にはタクシー業界に関心がある10代から70代の人が参加しました。

求職者(10代)「運転が好きで人と話すのが好き。タクシー運転手になってみたいなと思っていたんですけど、それで来たところ楽しそうな話しを聞けて、さらにこの業界に入ってみたいという気持ちになりました」

内定者(50代)「お客さんに対してすごく親切だなってところはすごくいい」「安全運転が一番で、お客さんを大事にしないとダメと(教えてもらった)」

第一交通産業によりますと、福岡地区のグループ会社のタクシー運転手は現在約700人。運転手の数は回復してきているものの、コロナ禍前の85%ほどにとどまっているということです。

福岡第一交通グループ稲益強社長「いままで培った人生の中でシニアの方々が自分の実力とか経験をいかして接客応対ができると信じております。少しでも多くの雇用につなげていきたいと思っています」

ライドシェア解禁でもプロのドライバー採用・育成へ


タクシー会社が運営主体となり、一般のドライバーが有料で人を運ぶ「日本版ライドシェア」がスタートし、福岡でも早いところでは6月中旬から運行を始める予定です。

ライドシェアが導入されるとはいえ、タクシー業界では、コロナ禍前並みの運行台数を確保しようとプロのドライバーの採用と育成を急いでいます。