北九州空港への代替着陸 バス・タクシー・ホテル県内126社が協力

北九州空港への代替着陸は、去年2月、門限に間に合わなかった便が羽田空港に引き返したことをきっかけに福岡県や北九州市などが検討を開始。
福岡県内にあるバスやタクシー、ホテル、126社が協力の意向を示し、それぞれの航空会社が準備を進めてきました。

日本航空はすでに5回、北九州空港に代替着陸しています。
北九州空港への代替着陸便の乗客「北九州でも飛んでくれるなら嬉しいなという対応ではありました」
北九州空港に定期便がない全日空 福岡空港スタッフが移動

しかし、全日空が北九州空港への臨時便を運航したのは先月19日が初めて。
北九州空港に定期便がないため多くのハードルがありました。
課題の一つが荷物の整理や機体整備、乗客の案内などをする地上スタッフの確保です。

共同運航しているスターフライヤーに協力を依頼する他、福岡空港のスタッフを移動させることで北九州空港行きの臨時便の運航が可能になりました。

全日空は「今後もこういう場合があれば引き続き北九州空港に代替着陸をする」と話しています。
いつ起きてもおかしくない福岡空港の門限問題。
北九州市の武内市長は、福岡空港など近隣空港との役割分担をみすえ代替着陸を積極的に受け入れていく考えです。

北九州市・武内和久市長
「北九州空港、まだまだ伸びしろが膨大にある。超えなければならない課題を一つ一つ超えて実績を積み上げていくという地道な努力が必要だと思います」