「誠実に患者に向き合うほど経営は苦しくなる」

現場の歯科医師は「誠実に患者に向き合うほど経営は苦しくなる」と以前から過剰治療の問題に警鐘をならしていました。

警鐘をならしてきた歯科医師 大崎公司さん
「1200円をとるか、460円をとるか。モラルハザードを起こしたら、『これ削ってやろう』となってしまう」

警鐘をならしてきた歯科医師 内野博行さん
「むし歯が減ってきたため治療の対象を広げすぎているのではないか。以前なら応急処置以外は治療しなかった3歳未満のむし歯や治療可能な年齢であっても昔なら治療しなかったような小さなむし歯が削られている実感があります。子供の歯科治療が、医業収入を上げるための草刈り場になっているのが現実ではないでしょうか」