棄てるはずだったネギをアップサイクル!

ネギ農家
「いち農家が加工品をつくるとなると、いろんな壁が高いので」

サイズが小さいカキをアップサイクル!

カキ業者
「たこ焼きやパスタにかけてもいいし、炊き込みごはんとか」

規格外の野菜などから新たな商品を生み出すニュービジネスが注目されています。きょうのテーマは、『変身させます! その食材 これが “アップサイクル” 商品だ』。

アップサイクルとは、本来は捨てられるはずの製品に新たな価値を与えて再生することです。形が悪かったり、小さかったりでせっかくできた野菜を棄ててしまうのはもったいないです。そうした野菜がアップサイクルできれば、農家にとっても新たな収入源になります。農家とタッグを組んで食材のアップサイクルを進めるのは、こちらの企業です。

さきしま 近成一志社長
「原木シイタケなら味が全く違うし、うま味も違う。原木シイタケなら地元・東広島市で自分のところで作ることができる」

「そんな素材を1つでも入れて、おいしいだしをつくろうと取り組んで始めたのがきっかけ」

東広島市福富町にある道の駅のレストランでは、南フランスの西洋料理ラタトゥイユの調理にその「だし」を使っていました。

リッシュキッチン 宮崎学エグゼクティブシェフ
「(だしは)日本のうま味調味料。うま味という名前が、調味料の代表。フランス料理でもカツオだしとか、コブだしを使っている」

そんな「さきしま」が、野菜のアップサイクルに乗り出したのは去年からです。

近成一志社長
「(規格外で)困っている方も多い。自社に(だしづくりの)ノウハウがあるので一緒にコラボしようと始めた」
アップサイクル商品の第1号が、赤穂の塩にネギを20パーセント含ませた、その名も「ねぎ塩」です。
