カキの生産量が国内トップクラスの呉市で地元・呉のカキを楽しんでもらおうという取り組みが始まりました。呉市中心部で「カキ小屋」の常設化を目指して実証実験が始まりました。

坂本可織記者
「川沿いの『カキ小屋』に来ました。こちらカキフライに釜飯、そしてバケツのなかには・・蓋を開けるとたくさんのカキがあります。とてもいい匂いがします」
呉市中心部で実証実験が始まったのは音戸町や倉橋町など呉市内の4つの地域から直営の新鮮なカキを味わうことができる「くれオイスターランド」です。

呉市はカキの生産量が日本トップクラス。もっと気軽に観光客や街の人に「カキ」を楽しんでもらおうと呉市内の8つの生産者からなる呉産かき振興協議会が呉市と協力して企画しました。「かき小屋」には50席以上が設けられ、セルフでカキや海鮮を焼くことができます。

中でも名物なのが『カキのバケツ焼き』です。バケツいっぱいに入ったおよそ1キログラムのカキを火にかけること15分・・。
泡が吹きあがり殻が開いてきたら食べごろです。
坂本可織記者
「身がプリプリで中の汁が濃厚でとってもおいしいです」

さらに1日限定100食のカキがたっぷり入った釜めし。
坂本可織記者
「ご飯までしっかり牡蠣の出汁がきいていておいしいです」
揚げたてのカキフライからカキに合う地酒やワイン、カキのお手玉まで・・!
まさにカキづくし。カキを堪能できるメニューです。

呉産かき振興協議会 田中耕三事務局長
「生産者から直送されてくる牡蠣の新鮮さやおいしさが1番の売り。ことしもすごくおいしい牡蠣がたくさんできあがっているので、たくさん食べてほしい」
「くれオイスターランド」は3月末まで。今後は、カキをオールシーズン味わえるよう今回の実証実験で立地や価格などの需要を分析しことしの冬をめどに「カキ小屋」の常設化を目指すということです。