例年、冬に積雪や凍結による交通事故が多発しているため、警察が事故を防ごうと、ドライバーに注意を呼びかけています。

今回の呼びかけに合わせ、広島県警は2018年から22年までの5年間の県内での天候別の人身事故発生状況を公表しました。それによると、人身事故が多い順に▽「晴れ」が1万8633件、▽「くもり」が5260件、▽「雨」が3463件、▽「霧」が9件、▽「雪」が223件でした。

雪の日の朝7時は“鬼門”

注目されるのは、発生時間別の人身事故の件数です。全体では、ご覧の通り出勤時間帯の朝7時から8時、退勤時間帯の夕方5時から6時の人身事故発生が最も多くなっています。

2018~22年 広島県内での発生時間別の人身事故の件数(広島県警作成)

一方、これを「雪」の日に限定すると、ご覧の通り、朝7時が突出して多いことが分かります。

2018~22年 広島県内での「雪の日」の発生時間別の人身事故の件数(広島県警作成)