この事故の一部始終を、近くを通行していた車のドライブレコーダーがとらえていました。

まずは前方のカメラの映像です。このように車が進んでいると、向こうから急にバスが出てきまして、そして軽のミニバンとすれ違うようにしてぶつかって通り過ぎていきました。

映像の最初の部分では、バスが中央分離帯をちょうど乗り越えるところが確認できます。

そのまま一気に対向車線に入るんですが、ほとんどブレーキをかけるまでもなく、反対側にあるガードレールにぶつかるということなんです。かなりのスピードのまま直進していました。ガードレールをこするようにして、軽ミニバンの横をかわして、ぶつかって通り過ぎていくという状況だったんです。

青山高治 キャスター
中央分離帯を乗り越えたときにそうとうな衝撃はあったと思うんですけど、そこでスピードが弱まることがなく、かなりのスピードが出た状態で車にぶつかっていたということがわかります。

小林康秀 キャスター
あまりブレーキを踏んでいるような感じは、この映像からはちょっと読み取れません。そのあたりの操作は実際、どうだったかというのはまだわかりません。

中根夕希 キャスター
映像を見ているだけでも、運転している方のドライブレコーダーなので、まさにこの情景を見ていたということですよね。突然、バスが出てきた恐怖というのはとてつもないものだったんじゃないのかなと想像します。

青山高治 キャスター
一方でバスに乗っていた子どもたちにとっても中央分離帯の石を乗り上げた衝撃、そのスピードのままでほかの車にぶつかっていた。そうとう怖かったんじゃないかと思います。

小林康秀 キャスター
この軽ミニバンも本当にすれすれのところでかわしたというところです。目の前からバスがやってくる。車がもう行けないですもんね。結局、ぶつかることにはなりましたけれども、正面衝突だけは避けられて本当によかったなという、ギリギリだったことがわかります。