認定こども園の「さざなみの森」によりますと、送迎バスの運転手(77)は、委託したタクシー会社に所属していて、園での勤務は8年目、委託先の健康診断では「健康状態は業務上、支障がない」という話でした。

もう1つ、今後については、▽送迎バスは当面禁止、▽子どもたちや家庭の心のケアについてサポート、▽園も責任を持って委託先とともに原因究明、▽安全対策を再検討したいということです。

保護者のみなさんは、このように話しています。「お友だちのことが心配で心を痛めている」「子どもの心の負担がないようにしてほしい」「これからもわかっていることを可能な限り伝えてほしい」ということです。

コメンテーター 木下ゆーき さん(子育てインフルエンサー)
映像からもかなりの衝撃だったんだろうなっていうのが伝わってきますし、バスの中がどういう状態だったのかってのを想像すると、胸が苦しくなるような状態が想像できます。幼稚園バスの事件って、ここ数年、ちょっといろいろと起きていて、例えば園の置き去りでの死亡事故もあったり…。子どもを幼稚園バスに預けることに不安を抱えている保護者の方ってすごく多いんです。そんな中、今回の事故がまた起きたっていうことで、やっぱりしっかりと原因を究明したうえで今後、同じようなことが起きないようにっていう対策をしていかなきゃいけないですよね。

青山高治 キャスター
一方でこの送迎バスがあることによって、親御さんの生活のリズムであったりとか、仕事に行くためのルートとかっていうのも大きく変わってくるわけです。

木下ゆーき さん
そうですね。幼稚園バスがあるかないかっていうのを選定基準にして園を選んでいるような、バスがないと子どもを預けられないというご家庭もありますので、一概に幼稚園バス全て休止っていうふうにやるのは、家庭が回らなくなるっていうところも多いと思うので、しっかりと原因を究明したうえで、みんなの社会生活が円滑に進むような対策っていうのを立てていかなきゃいけないなと思います。