広島市の新サッカースタジアム建設工事で、広島城をつなぐ歩行者用の橋「ペデストリアンデッキ」が1日、設置されました。

末川徹 記者
「(先月31日)午後11時過ぎです。国道54号が通っています。夜になっても交通量が多い場所です。このあと、交通規制がかけられます。道路をまたぐようにして、歩行者用のデッキがかけられます」

広島市の中央公園で建設が進む新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」。スタジアム広場の東側と広島城三の丸との間に橋げたを架ける工事が行われました。

工事の担当者
「橋が架かれば、道路工事が終わるのでひと安心」

末川徹 記者
「サッカースタジアム側にデッキがあります。手すりが見えます。巨大なクレーンでつりあげて、旋回して、この場所に移動するということです」

1日午前0時過ぎ、およそ70トンの橋げたがゆっくりと持ち上げられました。幅は8メートル。作業員が、橋げたの先端につながれたロープを持ち、慎重に橋脚まで運んでいきます。

末川徹 記者
「午前0時40分です。今、橋が架かりました。作業員がボルトなどを締めているのでしょうか。もうデッキの上を歩いています」

スタジアム南側の城南通りにも先月31日、ペデストリアンデッキが設置されました。周辺施設をつなぐ動線として位置づけることで、地域の回遊性をより高める狙いがあります。

サンフレッチェのファン
「絶対に見たいなと。見られてよかった。サンフレッチェ・アウェーのファンや、外国人も通ってくれたらうれしい」

今後は、排水装置の設置や表面の仕上げなどの工事が進められる予定です。