同級生との楽しい時間が一転、痛ましい事故になってしまいました。19日、広島・三次市の川で遊んでいた中学生が死亡しました。亡くなったのは、現場近くの学校に通う2年生の女子生徒でした。ふだん見慣れた身近な川にも危険な場所が潜んでいます。


この事故は、19日午後4時ごろ、三次市の馬洗川と西城川の合流点付近で友人2人と川遊びをしていた中学2年生の女子生徒が川に流され、死亡したものです。


警察によりますと、女子生徒は、友人と一緒に中州に向かって歩いていたところ、転倒して流され、溺れたとみられています。


生徒が通っていた中学校によりますと、女子生徒は、19日午後1時半に一斉下校していて、その後、同級生2人と一緒に川で遊んでいたということです。


2本の川が合流して江の川へつながる流れと、赤いアーチ形の巴橋…。現場は、三次市の町を代表する中心部です。

地元の人
「最近は泳いだり渡ったりする人は、まずいなかった。(昔は夏場、)川で遊ぶのがふつうだった」

「昔は(泳いでいたが)、今は全然、泳いでいない」


生徒たちが歩いて向かっていたとみられる広い中洲…。この場所で合流する西城川の上流には庄原市があります。その庄原市にある観測点で、今月の雨量は平年の5月1か月分の14%ほど…。20日も広い範囲で砂利が露出しています。

地元の人
「穏やかですよ。こっちも向こうも」


さらに、「ことしは川に土砂が多くたまっているので、生徒たちが感覚的に河原におりやすくなったのではないか」と指摘する地元の人もいました。

ただ、合流点の一部には流れの早そうな場所もあります。そして、その先には流れが止まっているように見える場所も…。


地元の人
「深いところもあるけど、ずっと水が流れたら浅いところがある」


この辺りでは、「三次の鵜飼い」が行われます。鵜舟と遊覧船が行き交うことができる深さがあるということになります。三次観光推進機構によりますと、深いところでは3メートルほどになるということです。


河原で足をとられて流されたら、すぐに深みにはまってしまう危険な場所ということになります。


警察庁によりますと、中学生以下の子どもが亡くなったり、行方が分からなくなったりした水の事故のうち、川で発生したケースは6割を超えています。身近な遊び場になる川の危険をあらためて認識する必要がありそうです。