14日、広島カープの宮崎・日南キャンプは、雨で1日延期となった紅白戦が行われました。16日からの沖縄帯同メンバーを決めるサバイバル戦でしたが、目立ったのは実績のある2人でした。石橋真 アナウンサーの報告です。
石橋真 アナウンサー
実戦形式で盛り上がった日南キャンプにはおよそ2000人のお客さんが駆けつけました。12日は雨でしたが、13日は南国の日差しが戻ってきた天福球場でした。午後の紅白戦には注目のピッチャーがマウンドに上がりました。

WBC日本代表メンバーの1人・栗林良吏 投手が登場します。WBCで実際に使われる公式球を使っての登板となりました。まずは最初のバッター・矢野雅哉 に対する投球。1ボール・1ストライクからの3球目、レフトフライで1つめのアウトをとります。

さらに同じ左バッター・木下元秀 には最後、落ちるボールで空振りの三振。

そして同じく左バッター・羽月隆太郎 に対してはセカンドゴロに斬ってとりました。打者3人に完璧な投球内容を見せた栗林でした。

広島カープ 栗林良吏 投手
「自分の中でベストボールまではいかないですけど、でも低めを狙って、低めに行けたというのはいいことですし、左バッターしか、きょうは勝負できなかったので、その辺はどうかわかんないですけど、ああやって低めのボール球のフォークを
振ってもらえるっていうところは収穫だと思うので、どんどん、あそこのコースに投げ込んでいけたらいいのかなと思います」

「(WBC公式球は)もう何も違和感もないですし、あとはもう自分の実力でどこまで勝負できるかというところだと思うので、この実力を100%出せるようにこれからの練習を積み上げていければいいかなと思います」

バッターでは、堂林翔太。12日の紅白戦でも2本の2ベースヒットを放ちましたが、13日の第1打席でまずはライト前にクリーンヒット。

そして2打席目、チャンスの場面でした。レフト前へのタイムリーヒット。このキャンプでは仕上がりが早いようです。2打数 2安打 1打点と好調をキープ。

広島カープ 堂林翔太 選手
「ヒットしかなかったので(ランナーをホームに)返せてよかったです。自分のスイングができた結果かなと思います。やっぱり追い込まれてからの打撃っていうのが、ぼくにとっての大きな課題なので、いい内容のヒットが打てたと思います。まだまだアピールしないといけない立場なので、負けずにがんばりたいと思います」
