■MLB オリオールズ 4xー3 ドジャース(日本時間7日、オリオール・パーク)
ドジャースの山本由伸(27)が自身メジャー初となるノーヒットノーラン達成まであと一人のところでソロホームランを被弾した。日本人投手では野茂英雄(1996年ドジャース、2001年レッドソックスの2回)、岩隈久志(2015年マリナーズ)以来、史上3人目の快挙に王手をかけたところだったが、1番のジャクソン・ホリデーに4球目のカットボールを捉えられ、右中間へ一発を浴びた。
あと一歩のところで大記録に届かなかったが、ロバーツ監督がマウンドに向かい交代。本人も笑顔をみせ、指揮官とハグ。スタジアムも偉業一歩手前の山本を称え、大きな拍手を送った。8回2/3、メジャー最多の112球を投げ、毎回の10奪三振、失点1でマウンドを降りた。
チームはあと1アウトで勝利もここから悲劇が始まった。代わったB.トライネン(37)は2死走者なしから2ベースヒットと2四死球で2死満塁のピンチを招くと、押し出しの四球で3対2と1点差に。ドジャースベンチはT.スコット(31)をマウンドに送ったが、リベラに3球目をセンターに弾き返され、まさかの逆転サヨナラタイムリー。
3点リードから一転、山本の好投もむなしく、悪夢の逆転サヨナラ負けで5連敗を喫した。