「姉を見殺しに…」悔い続けた弟

高倉光男さん
「わからないんです。姉さんを助けたい。おふくろを助けるのが大事なのか、自分が助かりたいためにおふくろを背負って姉を見殺しにして逃げたのか。

わたしは、生きて『お母さん、助けて』という姉を見殺しにしたことは事実です。だから、しゃべりたくないんです。

だから、原子爆弾のことを思い出したくないの。誰にも言いたくない。

言うと悲しくなって、涙が出て。

今でも…言えません」

高倉光男さん(1995年)