岡山県 倉敷市の中学3年生・梶谷恭暉(かじたに・みつき)さんの行方が11月に分からなくなって1か月半…。警察が顔写真を公開して情報提供を呼びかけていますが、有力な手がかりはないままです。

息子と再会できないまま大みそかを迎え、年が明けようとする中、生徒の母親があらためてコメントを寄せ、広島の人たちに対しても情報提供を呼びかけました。

岡山県警によりますと、梶谷さんは先月13日午後2時30分ごろ、自宅で家族が見たのを最後に行方が分からなくなっています。

家族の届け出を受け、警察が調べたところ、先月13日、JR倉敷駅付近の商業施設で梶谷さんが乗っていたとみられる自転車が見つかり、防犯カメラの映像で梶谷さんの服装と似た人物がJR三原駅まで移動していたことがわかりました。

家族によりますと、翌日、尾道市の瀬戸内海に浮かぶ「生口島」の路上で、梶谷さんのスマートフォンと本などが置かれているのが見つかったということです。

生口島は三原市とフェリーで結ばれているほか、しまなみ海道が通っていて、車や自転車で広島県側、愛媛県側とを行き来できます。


梶谷さんが広島に来る可能性について、心あたりを母親にたずねると…。

梶谷恭暉さんの母親
「心あたりといえば…、(去年)中2のとき、校外学習でしまなみ海道に行って、自転車に乗って楽しかったと言っていた…」

ほかに思い当たることはないといいます。

梶谷恭暉さんの母親
「あまり勉強は好きじゃなかったけれど、いろんなお手伝いをする優しい子です。人の気持ちもわかる子です」

息子の行方が分からなくなって1か月半…。年が明けようとしてます。恭暉さんに対して母親は…。