「春節」の大型連休に入っていますが、日本各地で中国人観光客が減少し、影響が懸念されています。広島はどうなのでしょうか?現状を取材しました。

広島市中心部にある「お好み村」。外国人観光客にも人気のスポットで、特に夜はにぎわうといいます。

広島お好み村組合 豊田典正理事長
「お好み村はインバウンドのおかげで、外国のかたが多いです。広島自体、中国人のお客様が若干少ない。ほとんどが欧米のお客様なんで」

2026年の旧正月「春節」は2月17日。これに合わせて中国では、15日から9連休に入っていますが、日本各地で中国人観光客が減少し、その影響が懸念されています。

背景には、台湾有事についての高市総理の発言に中国政府が反発し、日本への渡航を控えるよう呼びかけを続けていることがあります。

2026年1月に来日した中国人の数はおよそ38万5000人と、去年の同じ時期に比べ6割以上減っています。

広島はどうなのでしょうか?観光連盟の担当者は、「直近の広島のデータはないので分からない」とした上で、このように話しました。

広島観光連盟セールス事業 松原一樹チーフ
「広島県の特徴は、いわゆる欧米豪といった、ヨーロッパ・北米のかたの割合が50%以上です」

2025年1月~11月にかけて、県内に宿泊した外国人観光客における中国人の割合は広島県が全国最低の6%。全国トップの静岡県の44%と比べると圧倒的な差があります。

広島観光連盟セールス事業 松原一樹チーフ
「今回の渡航自粛の影響についても静岡県などと比べると広島県は非常に軽微」

各地の空港では中国への空の便が軒並みストップ。広島空港でも北京便で運休が続いていますが、週4便の上海便は実質的に2便を運航。ほかの空港の需要も取り込んで搭乗率が高いといいます。

広島観光連盟セールス事業 松原一樹チーフ
「2025年は中国人の広島での宿泊は過去最高。11月の段階で2024年の宿泊数を上回っており、非常に調子はよかったです」

2025年は、好調だった中国人観光客。観光連盟は関西空港や福岡空港から入国した人たちを広島へ呼び込む施策と、中国人向けのコンテンツを強化したいとしています。