インターハイ3の2大会ぶり「日本人王者」

そこに待ったをかけるのが、兵庫の新妻遼己(西脇工高)。昨年7月のインターハイ5000mでは、実に32大会ぶりとなる日本
人優勝という歴史的快挙を達成。続く滋賀国民スポーツ大会(国スポ)少年A・5000mも王者に輝き、自らの力を証明する最高のトラックシーズンを過ごした。また、全国高校駅伝1区では、唯一、増子とのマッチレースを展開した。最後は離されたものの、その借りを高校最後の駅伝で返すべく、雪辱に燃えているはずだ。

「早大トリオ」のライバルたちの激突

さらに、鳥取県の本田桜二郎(鳥取城北高)も忘れてはならない。全国高校駅伝1区3位の実力を持ち、U20日本選手権では3000m・5000mの二冠を達成。今月10日にアメリカ・フロリダ州で開催された「タラハシー2026世界クロスカントリー選手権大会」のU20男子8kmにも出場したばかりの実力者だ。福岡の大牟田高校から転校して以来、初めて鳥取県代表として出場する舞台に注目したい。

実は、福島の増子、兵庫の新妻、鳥取の本田はいずれも早稲田大学への進学が予定されている。春からはチームメイトになる彼らが、それぞれの故郷の誇りを胸に「ライバル」として火花を散らす。そんな熱いつばぜり合いが見られるのも、この大会ならではの醍醐味だ。