宮古島で知った「回復する夜」

30代、食事療法にのめり込むも体調を崩した櫻木さんに、祖父が沖縄・宮古島での療養を勧めました。そこで驚くべきことが起きます。娘が生まれて初めて、朝まで一度も起きずに眠ったのです。
「薬を飲まなくても、良くなることがあるんだ」
先の見えない不安を大きく変えてくれました。
宮古島での療養を経て、長女の症状は大きく落ち着きました。横浜に戻ってから多少の波はあったものの、小学生になる頃には、日常生活で困るほどの症状はほぼ見られなくなりました。
思春期には部活動で汗をかくことで一時的に出ることもありましたが、現在は特に症状もなく過ごしています。
一方で、櫻木さん自身のアトピーは、波を繰り返しながら続いていました。2005年に広島へ移り住んで以降も、大きな浮き沈みを経験してきましたが、ここ数年は症状も落ち着き、比較的穏やかに過ごしていました。
しかし、一昨年の秋、30歳のときと同じような激しいアトピーが再燃します。50代で迎えた再燃。櫻木さんは、再び「選択」を迫られることになりました。
(第2回「50代で再び訪れたアトピーの“激しい再燃” 顔から汁がにじむ絶望 「何を着てもかゆい」救いとなったのは自ら作った“寄り添う下着”」へ続く)



































